新年の挨拶を年賀状から
日本は四季があるため、季節の変化に合わせて季節を楽しむ挨拶や、暑さや寒さ、季節の移り変わりによる天候や気温の変化に応じて体調を気遣う挨拶状を送る風習があります。
年間を通じて様々な挨拶状がありますが、1年の初めのスタートとなるのが年賀状です。
「謹賀新年」や「明けましておめでとうございます。」の挨拶文とともに、昨年中にお世話になったことへのお礼や新年度も引き続き良好な関係を築きたいとのメッセージ。また、ご家族の近況報告や年頭の抱負を伝えたり、お相手やご家族の健やかな幸せなどを願います。
寒さを乗り切りたい寒中見舞い
年賀状に続き、松の内が明けてから立春までの間には寒中見舞いを送る風習があります。
「寒中見舞い申し上げます。」の挨拶文ともに、1年の中でも最も厳しい寒さの折に、お相手の健康を気遣い、早く春が訪れて欲しい、暖かくなったら会いたいといったメッセージを添えます。
最近では喪中ハガキが届いた方に年賀状に代えて、お悔やみの気持ちを添えた挨拶状や、お香典に代えてお線香やお花などのギフトを届ける方も増えています。
猛暑を乗り切りたい暑中見舞い
寒い時期も大変ですが、暑い時期も体調を崩しやすい時期です。
特に近年は異常気象の影響か猛暑が続き、ご高齢の方を中心に熱中症などのリスクも増えています。
季節の挨拶状が、今の時代に効果を発揮するときですので、「暑中お見舞い申し上げます。」の挨拶文とともに、猛暑を乗り切るための思いやりあるメッセージを届けましょう。
なお、暑中見舞いを送る時期は梅雨明けから立秋までなので、暦によって異なりますが、一般的には8月の6日か7日ほどです。
つまり、実際のイメージとして猛暑の時期には残暑見舞いとなりますので、季節の挨拶状を送る際には時期に気を付けましょう。
涼しい秋が待ち望まれる残暑見舞い
実際に暑くて仕方ないという時期には、日本の伝統的な風習でいくと、残暑見舞いの時期となります。
「残暑お見舞い申し上げます。」の挨拶文とともに、「まだまだ暑い時期が続きますのでお体ご自愛ください。」といった、お相手やご家族のお体を思いやるメッセージを伝えましょう。
残暑見舞いの時期はお盆の時期とも重なりますので、亡くなられて初めてのお盆を迎えるご家庭には新盆見舞いのお手紙やお気持ちを贈るのがおすすめです。
本来であればご自宅に伺うのが新盆見舞いの基本ですが、難しい場合にはお線香やロウソクのセットなどをお送りしましょう。