恩師の訃報に接しての対応
小中学校や高校、大学時代にお世話になった印象深い恩師や、卒業してからも交流があった恩師が亡くなった場合、どのように対応すればいいでしょうか。
卒業後の交流の仕方や程度によって、個別に行うべきベストな対応は異なってきます。
また、訃報が伝えられたのが学生時代の同級生などの場合には、同級生全体でなにかするのかを検討する必要もあります。
たとえば、学生時代の部活動で大変お世話になった恩師が亡くなった場合、部活のOBやOGまたは、後輩を通じて連絡が入る場合があります。
この際はそれぞれ通夜や告別式に出席するかを考えるほか、「○○部卒業生一同」といった形でお金を出し合ってスタンド花などの供花を贈ることや、仏前に供える供花などを贈るのも1つの方法です。
季節の挨拶状での交流
毎年の年賀状のやり取りを続けてきて、喪中ハガキで知ったという場合、基本的には年賀状を出すのは取りやめ、寒中見舞いのハガキなどでご家族へのお悔やみと生前にお世話になった先生の思い出話や感謝の気持ちを伝えましょう。
ご家族としては、卒業生がずっと覚えてくれている、思い出がたくさんあるというのを知るだけでも嬉しいからです。
もっとも、恩師に対する思い入れが深い場合には、プリザーブドフラワーやお線香などのギフトを気持ちとして贈られるのもおすすめです。
ハガキや電話やメールでの交流
年賀状のほか、電話やメールなどを通じてコミュニケーションが頻繁にあったという場合には、葬儀などの行事が落ち着いたころを見計らって、お電話を掛けるかお手紙を送りましょう。
ご家族との直接の交流がなくても、生前にお世話になったことのお礼を一言添えてお悔やみの言葉を送りましょう。
この際も、交流の度合いや恩師への想いの深さに応じて、お花やお線香などのギフトを贈られてもよいでしょう。
自宅に訪れたことがある場合
学生時代に恩師の自宅によく遊びに行っており、ご家族とも交流を持っていた場合や、卒業後に何度か遊びに行った、一緒にお酒を飲んだなどの思い出がある場合には、時間を見つけてご自宅に伺い、仏前に手を合わせてお線香をあげることで、ご自身の気持ちも落ち着き、亡くなられた恩師やそのご家族も喜ばれることでしょう。
この際にはお香典をお持ちするか、お花やお菓子、お線香などのギフトをセットまたは、お香典に代えてお持ちするのがおすすめです。
同窓会などで頻繁に会っていたという場合にも、ご自宅を訪問するか、
遠方で訪問が難しいケースや忙しくて難しいケースには、ギフトを贈られるといいでしょう。