喪中はがきで亡くなられたことを知ったときには
近年は身内だけで家族葬を営むご家庭が増えており、訃報が広く知らされないケースや新聞のお悔やみ欄などを日々チェックしていても情報が公開されないケースが少なくありません。
お香典やお供え品を遠慮されるご家庭も増えており、亡くなったことを知るタイミングが年末に届く喪中はがきというケースも多いことでしょう。
では、喪中はがきを受け取った場合どうすればいいのでしょうか。
既にご挨拶を済まされている方や葬儀への参列や弔問を済ませているのであればよいですが、初めて訃報に触れた場合には対応も悩みます。
遠い関係であれば、寒中見舞いでご遺族に弔いのメッセージを伝える程度でも良いでしょう。
しかし、親しい間柄にあるときや、何か気持ちを伝えたいというのであれば、はがきやお電話で弔意を述べるほか、贈り物をするという方法もあります。
お返しは気遣いしなくて済む程度のものがおすすめ
親しい間柄にあったりすると遅れてのお香典として、現金書留で現金を贈る方も少なくありません。
確かに1つの方法ですが、そこまで親しくないケースや自分の身内には香典を受け取っていないケースなどにおいて、香典は躊躇するケースもあるでしょう。
また、亡くなられてからだいぶ月日が経っている場合、お香典を送られると、返礼品などの手配でご遺族に手間をかけてしまうおそれもあります。
ご遺族がお返しなどをあまり気にせず、弔意を気持ちよく受け取れる程度の贈り物が良いでしょう。
喪中見舞いにはどのようなものがいい?
お仏壇に飾ったり、お供えができたりするものはご遺族としても受け取りやすく、しっくりきます。
特に亡くなられた方とは親しかったものの、ご遺族との交流がなく、ご遺族の家族構成や嗜好などを知らない場合、何を贈っていいか迷うことでしょう。
こうした場合でもお仏壇へのお供えものであれば、ご遺族の家族構成やライフスタイル、嗜好なども気にせず贈ることができます。
もし、宗派が分からず気になる際にはお花がベストです。お花であれば、宗派を問わず弔いに利用するのが一般的です。
生花をいきなり送られても不在で受け取れずに困るケースもあるので、日持ちのするプリザーブドフラワーのアレンジメントなどが良いでしょう。
また、仏教系のご家庭というのが分かっているなら、香りのいいお線香ギフトや、美しいデザインのロウソクとお線香のセット、お線香とプリザーブドフラワーのセットなどもおすすめです。