寒中見舞いと送るタイミングの関係
新年の挨拶として年賀状を送りますが、年賀状を送りそびれてしまったり、返信が遅れてしまったり、喪中で年賀状を遠慮した際に利用されるのが寒中見舞いです。
寒中見舞いは送る時期が決められており、松の内が明ける1月7日頃から立春の2月4日までの間に送るのがマナーです。
1月6日までに到着するなら年賀状でいいですし、節分が終わったらいくら寒くても寒中見舞いの言葉は失礼にあたりますので気を付けましょう。
ちなみに寒中見舞いを過ぎても、まだ寒い時期にお相手を気遣ってメッセージを送りたいなら余寒見舞いを出すようにしましょう。
寒中見舞いに添えて喪中の方にお気持ちを伝えよう
喪中で年賀状を見送り、寒中見舞いを送る際に、ご不幸のあった際にお香典などを渡しそびれてしまったという際には、寒中見舞いとしてギフトを贈る方法もあります。
冬はお花が少ない時期なので、日持ちもするプリザーブドフラワーや、香りの良い高級なお線香などを贈ってみてはいかがでしょうか。
暑中見舞いと送るタイミングの関係
暑中見舞いは梅雨明けの7月中旬または土用の丑の日あたりで暑くなってくる時期から、立秋までに送るとされています。
立秋の時期は毎年の暦で異なりますが、例年、8月の6日から7日頃です。
この時期を過ぎたら、いくら暑くても暑中見舞いではなく、残暑見舞いとなるので気を付けましょう。
年賀状の時期にはお年玉くじ付きハガキを利用される方も多いと思いますが、暑い時期にもくじ付きの夏のおたより郵便ハガキが郵便局から販売されています。
例年6月1日頃から販売が開始され、8月の下旬頃まで数量限定で販売されています。
無地のハガキや夏らしい絵柄がついたものがあり、挨拶文が印字された市販品もあります。
挨拶文言が印字されていなければ、暑中見舞い、残暑見舞いともに使えますので気軽に利用ができます。
お盆の時期に合わせて挨拶に代えたギフトを
直近でご家族を亡くされているご家庭である場合や、新盆を迎えるご家庭なら、暑中見舞いや残暑見舞いに合わせてお盆のご挨拶をされるのもおすすめです。
東京では1月早く7月の13日から16日頃、地方では8月の13日から16日頃の旧盆にご先祖様の弔いを行います。
新盆には直接ご自宅を訪問して新盆見舞いをお持ちして仏前に手を合わせるのが風習ですが、出向くのが難しい場合にはお花やお線香、蓮の花を模った美しいロウソクなどを贈るのも良いでしょう。
相手にも気持ちが伝わります。